「ハイズカ」
夏のキャンプが8月29日に終了しました。皆様のおかげで大きなケガもなく、無事に終了しました。私の仕事も無事に終わり、報告会と論文のみ残されております。
子どもたちの自然体験学習(自然を使った体験学習)を実施するために、キャンプという手法を使っている「あばれんぼキャンプ」は、子どもたちに、「自然環境vs人間の営み」を伝え、キャンプの手仕事や作業が子どもたちに体験を与え、その際に生まれる「問題」を仲間で解決するところで「人間性(社会性・協調性・主体性・自主性・自己意識、肯定感)」を育てることをめざし、日々活動と研究を日常も含め活動してます。
そこで、子どもたちに体験をさせるということは、学習の一環だといえるのでは?
そもそも体験という言葉は、人間が生きていくために必要な手仕事や、生活上必須だった動き、生物学上の本能的な試行錯誤などから習得していたことを、「学習」という言葉に置き換え、または、文化文明の発達により、生物学上の動作や、言葉、食べ物、移動手段、時間、通信方法、メディア、経済、流通など身の回りすべてが、サービス化され、お金による交換価値も含め、大きく変化したことで減少したものを補う必要が出てきた。
その際なくなったものや減少したものを、「体験学習」として行われて。動作や手仕事などの減少を補うために、人間が生きるために必要な動作などを、お金と交換して歌時間などを再度お金を払って、動作などを体験学習として学ぶ。
それは、高カロリーな物をたくさん食べて、お金払ってスポーツジムで無駄に燃やす。人間とは面白い。脳が発達している人間は「あそび(学びなども含め)」に含まれるのではないだろうか?その時々の流行で価値をコロコロ変えることでのあそび、それが環境に悪いと言われても、脳と心が対立し、理性的には「×」本能的には「○」など、バラバラな答えもしょっちゅう。大人ほど多いのではないか?グレーゾーンの許容が人間の幅だといわれがちな昨今、子どもたちに純白な気持ちで向き合えるように気持ちを正した夏でもあった。
体験学習の必要性はさまざまな所で訴えられてはいるものの、学校が忙しいという人々が多く存在する。学校の授業時間は高学年でも8時から15時、休憩や給食などを差し引くと5時間強。放課後から就寝時間までの時間は6時間、起床から登校までの時間が2時間で8時間残りが睡眠ということになる。とすると、
1日24時間-学校8時間-睡眠9時間=学校以外で活動できる7時間(塾・ジム・習い事・TVなど)
学校での学習時間:週5日×45週×5時間=1125時間
学校外の生活時間:日曜日の時間・・・週2日×15時間×45週=1350
学校がある放課後・・・週5日×7時間×45週=1575
夏休みなど・・・15時間×7日×11週=1155
合計 1350+1575+1155=4080時間
その差は??4080(家庭での時間)-1125(学校での時間)=2955時間
つまり、学校にいる時間よりも、学校外の時間の方がおよそ3000時間も多い。体験学習が少ないのは意識の問題だったということが分かる。子どもたちの遊びという元来人間が持って生まれた才能(本能)を使って、たくさんの経験を積む。学習として体験するのではなく、本能として経験を積むことが大切に思う、特に子どもにとっては・・・!
①はさみを使えない人が増えている!=使う必要がなく、切り抜かれているものが多いからです。
②地図を読めない大人がいる?=携帯やナビゲーションがあるからです。
③バランスが悪いんです。=不整地で過ごしてないからです。ふらふらするところが危ないので上ることが禁止されているからです。
④ゲームばっかりです。=ゲームは面白く感じるように作ってあります。それ以上に感動するものが身近にあれば違うと思います。
⑤敬語が使えません。=子どもを抑えつけなかった、ある意味で、素敵な時代だからです。大人がすごい。と思われるように頑張っていきましょう。
などなど・・・・??
必要なくなれば、能力がなくなる。限りなく「自然の力」だと感じる今日この頃。何が必要で何が必要ではないか?それもその人によって違うわけだし、画一化できるはずがない。ただひとつ、地球人として、最低限のモラルが法律とは別に、本能の中にある可能性は捨て切れない。ただ人間の高度な脳の思考によって本能すら「淘汰」されていると思う今日この頃。
地球との共生について、考えれば考えるほど人間の欲深さに参りつつ、他人事ではなく含まれる自分もどうしようもない。さて、どうしよう!!同じカリキュラムの中では学ぶことはできない、社会全体で考え、身近な所で実践する事が必要だ。 世界規模で考え、地域など町会や家庭で実践しよう!(←英語で言わないのがカッコイイ)
ファミリーキャンプ参加者大募集です。
日時:9月27日~28日・1時現地集合。ご家族でキャンプデビューしませんか?
会場:神奈川県「このま沢渓流園」で開催。
道具:テントや寝袋全部あります。お持ちいただいても構いません。
送迎:最寄駅の「お迎え便」も作りました。バスなどでもお越しいただけます。
参加費:1人3500円(5歳以上、保険・3食・材料・レンタル含む)
※テント泊以外、バンガローをご希望のご家族は実費で可能